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カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡

カイジおよび福本作品、そのアニメが好きで、シリーズ構成の高屋敷英夫さんが、子供の頃からアニメのクレジットで凄くよく見る名前なので調べてみたものの膨大すぎてまとめきれなくなってきたので、自分のブログよりここに切り離してまとめることにしました。ツイッターアカウントは@makimogpfbです

忍者マン一平監督・脚本(共著)10話:真実を映す鏡・作り手の映し身の機械という演出特徴の膨大な歴史

Togetterのバックアップです。修正や追加などで再構成しています。モバイルだと、クリックしても画像が大きくならないですが、urlをクリックするとtwitterの大きい画面で見えます)

コンテが、高屋敷氏も演出参加したど根性ガエル演出陣の一人であり、赤ルパンやじゃりん子チエの高屋敷氏脚本でよく演出をすることが多い、三家本泰美氏。演出は橋本三郎氏(既述)だが、橋本氏は最近、おそ松さんコンテ(22話)をしている。
posted at 01:36:12

脚本は高屋敷監督自身と、桜井正明氏 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C… 。最近亡くなってしまったらしく(2010)、惜しまれる。金子裕氏と親交があるようで、高屋敷氏と金子氏は一緒の仕事が多い。これも縁か。共著の区切りは不明。
posted at 01:36:43

話は、相変わらずアゲハちゃんに横恋慕するメカ小の伝宅が、自作ロボットでアゲハちゃんをさらってキスしたいと目論むも、色々と想定外の事が起こり、最後は暴走したロボットと一平のバトルに。別平行エピとしてアケビの話があり、最後はアケビ話と合流。
posted at 01:37:12

別々に行動するキャラ達が最終的に合流する平行エピ収集技は、直前?の仕事で多数高屋敷氏が書いた、じゃりん子チエの脚本でよく発揮されている。本作でも、じゃりん子チエの思い出ぽいものが反映されている。特に伝宅の手下がチエのカルメラ兄弟ぽい。
posted at 01:37:42

ロボットはカタコトしか喋れないが、視聴者には彼の意思・意図がよく伝わり、創造主の伝宅は、ロボットの意思が全部具体的にわかる。このカタコトによるドラマも、ジャングル黒べえ演出、ジョー2脚本の廃人カーロスなど、高屋敷氏の仕事によく出る。
posted at 01:38:10

チエ脚本で相当に磨かれたっぽい、キャラ別行動エピとその収束技は、本作でも、のっけからかくれんぼテストという、先生に見つかったら0点になるテストが実施され、序盤から発揮される。ちなみにテストのルールを説明する学校仮面がまんまカイジナレ的。
posted at 01:38:28

各々かくれんぼしている最中に、バグッたロボットがアゲハと間違えてアケビをさらってしまうわけだが、ロボットがバグってる経緯は視聴者には最初からわかる作り。冒頭で、ロボットの乗る飛行機が墜落し、ロボットのアタマが故障するエピが出ている。
posted at 01:39:16

アゲハちゃんの悲鳴で、一平達はかくれんぼを即やめて集まる(特徴・仲間思い)。先生は能天気に、皆見つけたと子供みたいに喜ぶ(特徴・幼い)。
さらわれたのがアケビとわかり意気が下がる一平達だが、亀の丞は、同志を見捨てるなと熱い(特徴)。
posted at 01:42:16

この亀の丞の言う「同志を見捨てるとは」が高屋敷氏っぽい特徴が出ている。女の子だからとかそういうのではなく、仲間だから助けるのは当然(特徴・博愛)。どの作品も博愛>恋愛となるのが特徴。特に恋愛を捨て博愛となるジョー2最終回脚本の葉子などに強く出ている。
posted at 01:48:33

また、「物や機械に魂」ポリシーが今回も発揮されており、歯ブラシとピラニアを恋愛結婚させて出来た「ブラニア」という生物?や、泣くロボット、鐘の中に人が入ってるから声がするなど、シリアス作品での、生きているかのような静物演出の種明かしがある。
posted at 01:54:08

あと、人間の本質を探る脱衣演出(=裸・半裸になる)が高屋敷氏の特徴だが、もう1つの特徴、真実を映す鏡、機械の表す作り手の本質、という特徴も今回出ている。何故かロボットは鏡好きで、鏡を壊されると泣き、鐘をまた作ってやると言うと喜ぶ。
posted at 01:59:22

この話、何故ロボットが鏡好きかといえば、作った伝宅が鏡をよく見るナルシストであることから来ており、台詞に出ずとも全体を通して見ると伝宅に何から何までソックリなことが表現されている(姿は似てない)。つまりロボット自身が伝宅の鏡となっている。
posted at 02:04:30

この高屋敷氏特徴、鏡や機械=本質や真実を映す、のシリアス作品での効果は絶大で、パンチドランカー症状ではないと嘘をつく丈を鏡がずっと見ているような場面(ジョー2脚本)や、カイジが命を賭け、恐れを超えて鏡を殴る場面(脚本)等に繋がる。
posted at 02:12:56

ところで、アケビは一平達と終始別行動を平行して行うが、アケビは心配してくれたり助けてくれたり(亀の丞など)する相手に分け隔てなくキスしようとする。身勝手なサイコ横恋慕でアゲハちゃんとキスしようとする伝宅と対になっており、博愛>恋愛。
posted at 02:20:44

このキスどうこう、コンテの三家本氏がど根性ガエル演出時によくキス話をしていた特徴が出ている。ドカベンの三家本氏演出やコンテもチューがよく出てくる。演出の橋本三郎氏も、おそ松さんコンテが最新ということは、今回のヘンタイ話が生きてる?
posted at 02:26:15

終盤は暴走したロボットと一平のバトルだが、クナイを機体の数ヵ所に挿し込み、うち1本を叩いて振動・共鳴させ、機体を内部破壊させる、忍法バイブレーションで勝利(特徴・知略)。オチはアケビが心配してくれた皆にキスしようとして皆が逃げる。
posted at 02:36:04

  • 画像

高屋敷氏の鏡演出の歴史。1段目が今回。あとは、赤ルパン演出や脚本、ベルばらコンテ、ジョー2、チエ、めぞん一刻カイジ脚本。他もまだあり、デビュー疑惑のジョー1脚本やど根性ガエル演出にもある。 pic.twitter.com/DLSDISvKPB
posted at 02:41:27

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ベルばらコンテではマリーが目を閉じているときオスカルが後ろに映る→マリーには心配するオスカルが見えていない。カイジ2期脚本では、現状のヤバさが見えているカイジは鏡を見て話し、見えていないおっちゃんは鏡の外にいる。カイジ1期脚本は超名場面。

posted at 02:46:53

鏡(現状や真実)が見えている・見えてないで言えば、ジョー2脚本の金竜飛は、自分の異常行動が鏡には映っているが本人には見えてない(上記4段目左から1、2)。めぞん一刻脚本では、五代に食事を作るため買い物に行く仕度をする際、響子が鏡に映っている、浮かれる自分に気付く(5段目左から1)。
posted at 02:55:14

 

色々なシンクロ(内容含む)。今回の、ツリーハウスの下が研究施設、とXMEN脚本の、ログハウスの下が研究施設、は笑った。 後は元祖バカボン演出、赤ルパン、怪物くん、ジョー2、カイジ脚本。 pic.twitter.com/5nBOSfhP5p
posted at 03:01:27

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ちなみに赤ルパンの高屋敷氏脚本回のコンテ演出は、今回のコンテの三家本氏が多いので、似るのは当然だが、やはり他作品、特に脚本で画が似てくるのが怪。特に怪物くん脚本、やたら同氏演出時と同じような画が出る。監督の福富氏と参加作が共通しているからか? twitter.com/makimogpfb/sta…

posted at 03:06:04

  • まとめ

脚本が高屋敷氏と桜井氏の共著で、どこをどっちが担当したのか不明確ではあるが、高屋敷氏パートはなんとなくわかる。流れるような早口長台詞で台詞リレーがテンポよく繋がるのと、連呼や、単語を2回繰り返す場面だと思う(特徴)。
posted at 03:12:06

先の回、高屋敷氏演出特徴である紙が人間の姿で現れたが、今度は鏡がキーになる話が出てきた。監督ともなると、馴染みのスタッフ(P、演出、コンテ、脚本など)により、高屋敷氏の個性が暴露されていく。今回は自身も半分脚本を担当しているだけあり、さらに濃厚。
posted at 03:18:54

先の回の紙もそうだが、高屋敷氏の鏡演出の多さも、集めてみて驚いた。何しろデビューからある(ジョー1脚本疑惑・無記名)。 画像は、鐘の中に人、やロボットの人間的素顔など、静物演技の舞台裏。 pic.twitter.com/fzYXJBLAbM
posted at 03:26:40

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あと大事なのは、ギャグになっているが、身勝手な愛(サイコ横恋慕)と、博愛(心配してくれた皆にチュー)の対比。まあアケビの愛は、皆が嫌がるけど。しかし作中で言われるほど、アケビは不細工ではない。それも中身が博愛だから?とにかく同氏個性満載。
posted at 03:34:29