カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡

カイジおよび福本作品、そのアニメが好きで、シリーズ構成の高屋敷英夫さんが、子供の頃からアニメのクレジットで凄くよく見る名前なので調べてみたものの膨大すぎてまとめきれなくなってきたので、自分のブログよりここに切り離してまとめることにしました。ツイッターアカウントは@makimogpfbです

忍者戦士飛影 8話脚本:もの言わぬ自律ロボも重要なキャラクター!名前も付ける

Togetterのバックアップです。修正や追加などで再構成しています。モバイルだと、クリックしても画像が大きくなりませんが、urlをクリックするとtwitterの大きい画面で見れます。)

話は序盤~中盤まで、ハザード率いる火星政府軍と、グラサン率いるザブーム軍の連合軍から、ロミナやジョウ達エル・シャンク勢が逃げ、敵を迎撃するスタイル。意外にも高屋敷氏の脚本回は重要な伏線や設定が出ることが多い。なにしろ飛影を「飛影」と名付けた回 。

どうにも噴き出してしまう(ジョウ達地球人も失笑)、ロミナが探し求める「忍者」だが、敵のザブーム軍も忍者伝説を信じていることが語られる。どうやら巨神兵のような存在で、ザブームの初回ラドリオ星侵攻をたった3体で蹴散らしたらしい。

この、ザブーム軍側から見た忍者伝説をグラサン達が語るが手短名調子(特徴)。絵もイラスト数枚で終了。ロミナもグラサンも、ジョウ達が伝説の忍者ではないかと疑い、グラサンはハザードにジョウ達の身上書を送るよう依頼。その際ハザードが戦力補充を無心。

グラサンは了承するも、「性格が顔に出ておる」とハザードを酷評。これは、同氏脚本5話でマイクがハザードに対し「性格が顔に出てる」と酷評したことと連動している。同じライターだからこそ出来るネタ。

ところで、ジョウのライバルであるイルボラとその腹心ガメラン、カイジの一条と村上、今回の地球司令官と部下、ワンナウツのオーナーと部下が、なにか共通性があって笑った。性格的なものも似通う。 https://t.co/ADtg6kuvBx

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一方ロミナ姫も、ジョウ達が忍者ではないのか?とジョウ達に問う。ジョウ達は当然否定。逆にジョウは、ピンチになると登場するロボ「飛影」についてロミナに問う。これは「どこからともなく飛んで来て影のように去る」からと、ジョウが命名した。さらっとタイトル回収してて笑った。

色々話し合った結果、ジョウ達もロミナも、地球に行こうという結論になる。地球連邦士官に、ジョウの幼馴染みがいるのも頼みの綱。彼(ローニン)は後に活躍。

一方イルボラは飛影について映像検証。映像検証シリーズまた増えた。 https://t.co/MQkAiWANaV

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画像は、今回と、エースをねらえ演出、ワンナウツ脚本、ルパン三世2期演出、ジョー1デビュー脚本疑惑(無記名)、忍者マン一平監督。これだけ沢山あると、ジョー1デビュー脚本疑惑(初期脚本陣一斉降板後36話)がますます高まる。

ジョウ達は、今いる火星衛星フォボスから地球連邦軍へコンタクトを試みる。ジョウの幼馴染みローニンを呼ぶが、不運にもバカンス中だった。しかも宇宙人の存在を信じない地球司令官は、ジョウ達の話を冗談と思い、まともに取り合わない。今度のエイプリルフールに宇宙人のサインを頼むよ、とまで言う。

それを聞きジョウは「何がエイプリルフールだ」と怒る。この「何が××だ」という言い回しは同氏脚本によく出る。見た中ではジョー1脚本疑惑、まんが世界昔ばなし演出、新ど根性ガエル脚本、カイジ脚本など。あと地球司令官の、宇宙人を信じない態度が可愛い(特徴)。

ロミナに忍者ではないかと言われたジョウはそれなりに気になり、夜中にハンガーに行く。乗機である黒獅子のコクピットに座り飛影に語りかけるが、反応は無かった。だが物言わぬものが見ているという、同氏特徴の、無機物の発する殺気が出ている。映像演出もそうなっている。

夜中に起きたジョウに付き合うダミアンは、エル・シャンク内の謎の部屋に気付く。ダミアンのおかげで錠前破りに成功するも、第二トラップの電撃で二人は気絶。開かずの間に入ろうとしたことで、二人はイルボラとガメランに酷く怒られる。

このくだりでも、開かずの間がキャラクターとして殺気を放っている。

 

ダミアン初登場回(5話)の脚本を同氏が担当したこともあり、どうにも高屋敷氏はダミアンびいきな気がするし、今回もいい奴。二人のやりとりはどこかいたずらっ子のようでもあり、結構ベタベタしている(特徴) 。https://t.co/8JtKByz4HI

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ジョウやダミアンが開かずの間や忍者について話す間に、敵が襲撃してきて戦闘に。イルボラがジョウ達の出撃を阻止し、飛影任せにしようとするも、ダミアンやロミナの助太刀でジョウ達は出撃可能となる。それぞれ活躍するジョウ・マイク・レニーの3人だが、ピンチになると飛影が来てジョウ機(黒獅子)と合体してくれる。

飛影の無双(ノルマ)で敵は撤退。戦闘後、飛び去る飛影をジョウは「愛想の無い奴だぜ」と見送る。この台詞もだし、ジョウは飛影に呼び掛けようとしたり、飛影のことを「あいつ」と言ったり、すっかり人間のように扱っている(特徴:物や自然のキャラ化)。

戦闘後、ロミナはイルボラに、ジョウ達に謝るよう命ずるが、イルボラは謝らず部屋を出る。その際ジョウは、飛影は他のロボが限界まで闘わないと来ないと、イルボラに諭すが、イルボラは無視。ところで、謝れ…の下り、カイジに通じるものがあるw

一方ロミナはジョウ達の提案通り、地球に向かう決心をする所で次回へ。

次回予告は凄く高屋敷氏らしく、ジョウの父がジョウに語りかけるもの。己の信じる道を悔いのないように行けという内容で、同氏演出の家なき子や、ジョー2脚本、カイジ脚本・シリーズ構成に流れるテーマに通じる。

 

  • 画像

キャラの性格が幼く、可愛くなる件。毎度演出作・監督作ならともかく、脚本まで幼い顔つきになるのが怪。脚本から出ているキャラクター性が、幼く可愛いのだろうか?画像は今回とジョー2脚本、忍者マン一平監督。 https://t.co/aIT0HAdQBC

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高屋敷氏の演出や脚本は、「このキャラこんな可愛い顔するんだ」というのが多い。今回の可愛い集もだし、5話脚本と、カイジ2期1話脚本も可愛い顔が出る。脚本は絵をいじれないので毎回、怪としか。https://t.co/CXXdledqhp

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現状が見えている場合の鏡演出(最上段)。今回のグラサンは、自分の立場のピンチを、カイジは沼挑戦1回目のヤバさが「見えている」。あと錠前破り(ルパン3期脚本)のシンクロ(2段目)や、物言わぬ物達の殺気(3段目)。 https://t.co/M7JI4m5Snx

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ちょっと話を変えるが、高屋敷氏脚本のコボちゃん15話について。特徴のメシテロと、シンクロ怪現象。コボちゃんカイジ、怪物くん、ジョー2、チエ脚本、シリ構めぞん一刻OP。毎度、脚本から出力される映像が、他作品とシンクロしていくのが怪現象すぎる。脚本から想像する画が共通なのか? https://t.co/6zUur4lWDz

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高屋敷氏特徴の、可愛く幼くなる件、下記画像の上段右が、足を交互にバタバタさせる演出。ど根性ガエルは演出時代だし、元祖バカボン演出にもこの演出が頻出していたが、コボちゃん脚本にも同じような演出がある。あと18歳が幼児と同レベルで幼い (下段)。https://t.co/qfsoJC5lb1

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  • まとめ

今回は、「飛影」命名、エル・シャンクの開かずの間、地球軍士官のジョウの幼馴染み、あたりの伏線やキーポイントが出てきた。どうも、各ライター担当の伏線設置と回収があるようだ。後の高屋敷氏脚本回にも、今回設置された伏線の回収が見られる。

今回、圧倒的に高屋敷氏らしさが出ていたのは、父がジョウに語りかける次回予告。家なき子演出の「男はいつか一人で生きていくもの」やジョー2最終回脚本の、ジョーの悔いのない戦いなどが反映されている。家なき子のビタリスも、ジョウの父も人格者で共通。

高屋敷氏の演出・脚本は、幼く可愛い演出が上手い一方で、そこからかっこよく豹変するのも特徴。飛影のジョウもシリアス時には豹変するし、家なき子演出も、特に最終回で男の顔に豹変。ゲン2脚本やカイジ脚本・シリ構も同様。ギャップの見せ方が上手いのかも。