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カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡

カイジおよび福本作品、そのアニメが好きで、シリーズ構成の高屋敷英夫さんが、子供の頃からアニメのクレジットで凄くよく見る名前なので調べてみたものの膨大すぎてまとめきれなくなってきたので、自分のブログよりここに切り離してまとめることにしました。ツイッターアカウントは@makimogpfbです

ミラクル☆ガールズ44話脚本:心をつなぐ贈り物

Togetterのバックアップです。修正や追加などで再構成しています。)

ミラクルガールズは、心を合わせると超能力が使える松永ともみ・みかげの双子姉妹の物語。
二代目監督はYAWARA監督の、ときたひろこ氏。(初代監督は安濃高志氏:元エースをねらえ!制作進行)。今回のコンテ演出はギャグの第一人者・大地丙太郎氏。

今回は、ローマに単身赴任しているパパが一時帰国してくる。だが、年頃の姉妹への配慮が足りず、姉妹を怒らせてしまう。冒頭、パパが姉妹を驚かそうと、お化けを演じる。これがコボちゃん脚本と重なる。どちらもパパがお化け役。

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パパのデリカシーの無さを、ともみはボーイフレンドの野田に愚痴る。ここで特徴の飯テロ(アイス)。また、チエちゃん奮戦記脚本で、チエが愚痴りながら、かき氷を食べる場面とシンクロ。

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ともみと野田は、パパと見知らぬ若い女性がカフェで談笑しているのを目撃。しかもパパが女性にネックレスを贈る(特徴:贈り物)のを見てしまう。これもコボちゃん脚本と被る。どちらも誤解を生むきっかけになっている。 

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ともみは、みかげにパパと若い女性のことを話す。二人は、これが切欠でパパとママが離婚してしまうのでは、と心配する。
その頃、パパは、その若い女性と飲んでいた。ここでビールテロ。コボちゃんカイジ2期脚本と比較。

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帰宅したパパに対し、姉妹は、一時帰国した目的について問い詰める。パパは、頼み事のため&ママに大事な話があるから、と答える。これが益々誤解を生む。
翌日、呑気なパパは朝食を作るが姉妹に無視されてしまう。再び飯テロ。コボちゃん脚本と比較。

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学校にて姉妹は、いよいよ両親が離婚するかも、と不安を募らせる。帰宅すると、パパからの手紙(特徴)とお土産(特徴)が置いてあった。手紙&贈り物ということで、カイジコボちゃん脚本と比較。どれも心がこもっている。 

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手紙の内容は、ローマに戻るから、仕事の打ち合わせのため帝都ホテルに泊まるというものだった。その事を伝えようとママの仕事先に電話すると、ママは帝都ホテルに出かけたと言われる。ホテルで離婚の話をするのかと不安になった二人は、帝都ホテルにテレポート。
ホテルにテレポートした二人は、パパやママ、愛人と疑っている女性の動向を探るため、テレパシーで会話する。これはガチテレパシーだが、アカギやカイジの脚本にて、まるでテレパシーで会話しているかのような場面があり、それと被る。

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パパ、ママ、愛人の修羅場が始まると勘違いした姉妹はあたふたし、みかげは幼児なみにガン泣きしてしまう(特徴:幼い)。ガチ幼児のコボちゃん脚本と比較。カイジなどもよく泣く。

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結局愛人どうこうは姉妹の誤解で、パパは同僚の女性と婚約者の仲人を頼まれただけだった。そしてママも事情を知っていた。ネックレスは婚約祝いだった。
これもコボちゃん脚本と被る。コボちゃん脚本でも、コボ父の部下の婚約を、コボの両親が祝う話がある。 

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誤解が解けて姉妹は安堵。ママに大事な話がある、というのも、パリへの異動の話があり、決まったらママを呼ぶつもりだった、という話だった。それも、事情が変わり無くなったのだった。ママは気持ちだけでも嬉しいと言い、パパにネクタイピンを贈る(特徴) 。

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プレゼントを渡すママを見て、姉妹は、今日がパパの誕生日だったことを思い出す。
翌日、姉妹は空港にパパを見送りに来て、1日遅れのプレゼントと手紙を渡す(特徴)。パパは喜び、再びローマへ旅立つ。 

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機内にて、パパは、姉妹の心がこもった手紙(特徴)を読む。パパを見送った姉妹は、学校へテレポートし、授業へと急ぐのだった。

心がこもった手紙は、高屋敷氏の作品で頻出するが、カイジ脚本と比較。カイジ脚本の方も、色々な意味で心がこもっているw

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  • まとめ

年代が近い(90年代初頭)せいか、コボちゃん脚本と被る。違うのは、主人公の性別と年齢だが、みかげが幼児なみのガン泣きをする所が、なんとも高屋敷氏らしい。この幼さが、ワンナウツカイジ脚本などで、大人にも適用されているのが毎度面白い。
あと、私的に爆笑したのは、姉妹のテレパシー会話と、アカギ・カイジにおける、テレパシーのような会話とのシンクロ。どちらも心が通じあっているからできる技w。
ルーツは、ジョー1脚本においての、段平と丈のアイコンタクト等からと思われる。
今回は、ともみのボーイフレンド・野田やパパが、年頃の乙女心がわからず戸惑う。
めぞん一刻脚本の五代や三鷹ど根性ガエル(新含む)演出・脚本のひろし等も、女心がわからず戸惑う。どれも「わかんねーな」と素直に言う所が共通。
高屋敷氏の脚本は、複数の平行エピソードをさばいて、最後にそれらを合流させる特徴がある。今作は姉妹がテレポートを使えるので、その特徴にはうってつけ。今回の演出コンテの大地氏も、監督作の「こどものおもちゃ」等を見るに、複雑なすれ違い表現がうまい。
大地氏は、マサルさんを監督するにあたり、Pの出崎哲氏と深く関わり、高屋敷氏は、ベルばらや、ど根性ガエルなどで、出崎哲氏と関わりが深い。高屋敷氏と大地氏の接点に出崎哲氏が出てくるのも面白い。
また、今作のメイン制作は亜細亜堂で、社長の岡村雅裕氏は、ど根性ガエルの制作進行だった。ど根性ガエルネットワークの広さが凄い。
大地氏と高屋敷氏の組み合わせは、これ一本きりなので、見れてよかった。キッズステーションに感謝。