カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡

カイジおよび福本作品、そのアニメが好きで、シリーズ構成の高屋敷英夫さんが、子供の頃からアニメのクレジットで凄くよく見る名前なので調べてみたものの膨大すぎてまとめきれなくなってきたので、自分のブログよりここに切り離してまとめることにしました。ツイッターアカウントは@makimogpfbです

火の鳥鳳凰編 脚本(金春氏との共著):人の業を見守る月

高屋敷・金春氏脚本の、火の鳥鳳凰編を見た。共著ということで詳しい特集は見送るが、多分4つくらいのパートに分けて、担当パートを決めて書いているのかな?と感じた。
収穫はなんといってもこれ。
腕を切られた我王と、耳を切ったカイジ(高屋敷氏脚本)の対比。

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他もシンクロや特徴多数だった。

やはり、「魂をもつ物」がクローズアップされていて、鳳凰像に火の鳥が憑依して火事を起こし、茜丸に罰を与える場面に高屋敷氏の特徴が出ている。

ラストも月の意味深アップで、月が人の業を見ている。そこに高屋敷氏の特徴を感じた(特徴:月は重要キャラ)

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「物に魂が宿り、人に罰を与える」については、高屋敷氏演出の元祖天才バカボンにて、ノコギリがパパに罰を与える話がある。その話では、ノコギリがパパの足を切っている。

火の鳥鳳凰編では、茜丸も我王も腕を切られるあたり、共通項を感じる。

彫刻の実力で我王に負けた茜丸が、「我王は悪党だ」と主張して勝敗をひっくりかえす場面は、カイジ(脚本・シリ構)の、対兵藤戦にてカイジが「勝つならこんな悪党よりオレだ」とオカルトに頼ってしまった場面に通じる。

ちなみに我王も兵藤も鼻が醜い。 

結果として我王は残っていた右腕を切られ両腕を失い、茜丸火の鳥に身を焼かれる。

一方カイジは耳を切り、指を切られる。
我王は今までの罪が巡りめぐって腕を、茜丸は闇落ちの罰として命を、カイジは失策によって指を失っている。

もともと火の鳥カイジも「人の業」について着目していて、高屋敷氏がこれらの原作の脚本を書く上で、注目した箇所が共通しているのだろう。

それにしても、火の鳥鳳凰編のラストが「全てを見守る月のアップ」なのがなんとも高屋敷氏の特徴が出ていた。