カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡

カイジおよび福本作品、そのアニメが好きで、シリーズ構成の高屋敷英夫さんが、子供の頃からアニメのクレジットで凄くよく見る名前なので調べてみたものの膨大すぎてまとめきれなくなってきたので、自分のブログよりここに切り離してまとめることにしました。ツイッターアカウントは@makimogpfbです

忍者マン一平監督・7話:手から手へ繋ぐ想い、の同氏作家性の種明かしが浦沢義雄氏脚本で明らかに!?

Togetterのバックアップです。修正や追加などで再構成しています。モバイルだと、クリックしても画像が大きくならないですが、urlをクリックするとtwitterの大きい画面で見えます)

注)当時ワンナウツ(同氏シリーズ構成・脚本)の再放送もしていたので、並行して触れています。

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出崎哲氏と高屋敷氏は一緒の仕事が多いし、毎度高屋敷氏の演出や脚本に哲氏大好き要素があるんだが、高屋敷氏は脚本やシリ構からそれが出るのがこわい。プレイボール最終回特殊ED(上段)とワンナウツ(下段)(高屋敷さんシリ構)の比較 pic.twitter.com/6QZdUQrEWO
posted at 23:53:16

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哲氏側は物=使っているキャラだけど、逆に高屋敷氏のは物=別個のキャラとして物語のキャラを「見てる」。ワンナウツEDでも、意思を持つランプ、そして夜明け前の空を渡久地が見ており、太陽もそれに応える直前。シリーズ構成は絵に手を出せないが、高屋敷氏の近年シリーズ構成作は、同氏特徴が毎度出る。 twitter.com/makimogpfb/sta…

posted at 23:59:47

高屋敷氏の演出や脚本に必ずと言っていいほど出るテーマ・「孤独救済・もしくは救済失敗の場合の恐ろしさ」、はだしのゲン2脚本における孤独老人救済も凄かったが(失ったもの・体験の凄まじさのスケールが)、シリーズ構成・脚本のカイジにおいても、鉄骨でカイジが辿り着いた境地は、全人類の孤独と心の通信である。いわば地球規模のスケール。

高屋敷氏のテーマの一つ、孤独救済や自殺の上手い止め方については初期の、ど根性ガエル15話演出でも、超くだらない理由であるが出てくる。美人のお姉さんを見て自殺なんかくだらなくなった・仲間達が駆けつける(ひろしは知らない)というもの。

これらの要素が多くの作品で出て来るのは本当に興味深い。

ワンナウツ(高屋敷氏脚本・シリ構)見返してたらびっくり。ワンナウツ9話高屋敷氏脚本と、高屋敷氏演出の赤ルパン。ワンナウツの推定年棒表示が、同氏が演出や脚本で参加したルパンパロなのはすぐにわかるけど、お色気?からのタイトルコールまでシンクロ。 pic.twitter.com/I18FNPVOJP

posted at 01:10:59

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ワンナウツ(高屋敷氏脚本・シリ構)と、高屋敷氏のど根性ガエル初演出回(5話)の野球比較。
ど根性ガエル野球では落とし穴を掘るなど、勝つために何でもやるし、ワンナウツも掘られた穴のせいでピッチャーのコントロールが不調にw他もシンクロ pic.twitter.com/PlgIxQ6afD

posted at 01:12:07

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高屋敷氏監督作、忍者マン一平含め、高屋敷氏のど根性ガエル演出やワンナウツ脚本でも、幼さが描かれる。どれも凄く幼いし可愛い。ワンナウツでは児島がガキかお前ら、と呆れる pic.twitter.com/RuKRcv04dj

posted at 01:13:09

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脚本浦沢義雄氏、コンテやすみ哲夫氏、演出橋本三郎氏(全員以前のまとめで既述) 。
浦沢氏脚本だと、ライバルのメカ小学校の3バカリーダー伝宅の、アゲハちゃんへの狂気の横恋慕がよく描かれることがわかった。前はハゲ山になるまで木を斬り倒し、今回も木に対してひどい。
posted at 01:20:41

今回は美少女アゲハちゃんの誕生日パーティーの話。
招待される、されないで明暗が分かれ、話が超圧縮され、これで終わりかと思えば1、2つ捻りある(特徴)。
あと、前の金子裕氏の脚本もだが、浦沢氏の脚本も、高屋敷監督の特徴である濃い友情→bl天然燃料へのツッコミあり?
posted at 01:28:26

浦沢氏は新ど根性ガエルや赤ルパンなど参加作が高屋敷氏と共通。
今回の浦沢氏の脚本では、寝ぼけた一平が、アゲハちゃんと弟の三平を見間違えて三平にキスしようとするが、三平が「兄弟同士で愛しあってもしょうがないのです」などと言い、際どい。
あと招待状はじめ、高屋敷氏特徴の紙も頻出。
posted at 01:37:10

この話は、他作品、特にシリアス方面で使われる高屋敷氏の作家性の答え合わせがある。物や自然がキャラであるほか、孤独を放置すると酷いことになる、手をつなぐことの意味など。
特に手から手へ思いをつなぐ(ど根性ガエル演出~カイジ脚本まで頻出)事に対する答えが出る。
posted at 01:42:46

メカ小の伝宅から、アゲハちゃん誕生会会場の破壊を頼まれた農協村小学校トリオのリーダーが、ブラフとはいえ、「固く手を握り合えば友情が生まれるんだ。僕達はもうすっかり親友なのだ!」と言う。数々の同氏演出・脚本特徴の、手から手へ思いを伝える演出の理由が出る。
posted at 01:50:40

これが今回判明した高屋敷氏の作家性、「固く手を握り合えば友情が生まれるんだ」の結果。ど根性ガエル演出の頃は可愛い感じだが、ジョー2脚本、カイジワンナウツのシリ構・脚本等、シリアス作品での効果は絶大 pic.twitter.com/fTv2OUjWPM
posted at 01:56:41

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あと、物・自然もキャラであることが今回も判明。ポストの中に人、月に顔、意思を持つ雷や雨など。これが他作品で活きる。
画像は今回とエースをねらえ演出、カイジ・らんま・一歩3・ワンナウツ・XMEN脚本。 pic.twitter.com/HbGi2qNWMw

posted at 02:04:27

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アゲハちゃんのパーティーに招待されなかった組は意気投合し泥酔(小学生含む)。
また、招待されなかったことでの孤独→破滅行動も描かれる。前のまとめで書いた通り、孤独を放置すると世界の危機すら招いてしまう(下記:同氏XMEN脚本)。今回も一平達の基地が危機に。

makimogpfb2.hatenablog.com

 

posted at 02:10:54

今回の孤独放置の末の破滅行動と惨状(高屋敷氏特徴):
まず、一平達の基地が敵(伝宅達)に襲撃され、2転3転の展開の末に、一平達は敵を撃退する。
だが、敵じゃないのにパーティー招待されなかった組が、ご馳走を食い荒らしてしまう結果に。
ポンポコ和尚の「仲間はずれの恨みは恐ろしいぞい」が特徴出てる。
posted at 02:18:48

  • 画像

豹変、スキンシップ、懐中電灯ネタ。 今回、普段はニューハーフ、スイッチ入るとガチムチレンジャーになるキャラが出てコロコロ性格が変わる→カイジの覚醒・豹変へ生きる。
懐中電灯ネタは、らんま・カイジ脚本にも出る
pic.twitter.com/mBpYiGG1fy

posted at 02:25:58

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今回、一平達は、基地に侵入する敵を建物のギミックで撃退する。
原作通りだが、らんま・カイジ脚本でも器具や建物ギミックが出る。らんまはアニオリでマットの下に人がいることが非常に強調され、モブに名前まで付けられた。 pic.twitter.com/NVxkeSx5Aq

posted at 02:30:03

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高屋敷氏シリ構・脚本であるワンナウツでも、「トリックスタジアム」と言われるイカサマだらけの球場が出てくる。どれも人の意思が入り、建物自体も意思を持つかのように表現される。 

posted at 02:33:16

高屋敷氏特徴、泥酔シリーズまた増えた。ど根性ガエル、元祖バカボン演出、カイジ脚本。(他も多数)。
あと、孤独を慰める意思を持つかのようなブランコ、食べもの。どれも孤独やストレスを慰める効果がある。 pic.twitter.com/8qD8UBT0Q7
posted at 02:39:08

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これは本編のみの画像だけど、各々の孤独と破滅行動(泥酔、食い散らかし)。 今回は仲間はずれの恨みは恐ろしい、とか、手を握り会えば友情が生まれる、という高屋敷氏の作家性の種明かしの台詞が直球で驚いた。 pic.twitter.com/3ScDrZzblN

posted at 02:48:07

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脚本は監督の意向を理解する必要があるわけで、今までの脚本の吉田喜昭氏(可愛く幼い)、金子裕氏(際どいネタ、bl燃料)、浦沢氏(孤独はダメ、スキンシップ)は各々、高屋敷氏の特徴が直球で出力される脚本を書いている。付き合いも深いからと思うが…、
今回の浦沢氏の脚本により暴露された高屋敷氏の作家性、「手を固く握れば友情が生まれる」、のくだり、一平が「そう言い切られると…」と押しきられる。まるで監督の高屋敷氏と脚本の浦沢氏の打ち合わせ模様?相手がオカマなのも意味深。

posted at 02:54:33

ところで高屋敷氏監督忍者マン一平と他作品(ワンナウツカイジの脚本・シリ構、ど根性ガエル・エースをねらえ演出、チエ脚本)における可愛く幼い表現について集めてみた。ひたすら可愛く幼い。そしてチエちゃんと児島は、あまりの幼さに呆れる役 pic.twitter.com/AGWcBsDxf1
posted at 02:56:33

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posted at 03:05:46

  • まとめ

出崎兄弟と高屋敷氏の組み合わせでも相当に互いの個性の相互反映が見られるけど、高屋敷氏の監督作である本作でも、脚本や演出コンテほかスタッフが殆ど馴染み(特にど根性ガエルと赤ルパン)なため、相当に個性の暴露合戦が見られる。浦沢氏も、狂気の横恋慕話が個性。
posted at 03:14:06

忍者マン一平にもある浦沢氏脚本の、横恋慕の狂気といえば、近年の松太郎の浦沢氏脚本でも、ヒロインに対する松太郎の横恋慕が狂気っつーかひどい。
忍者マン一平も、ラブコメにしたい浦沢氏と、男の友情ものにしたい高屋敷氏との、互いの個性のぶつかり合いの結果が反映されている?
posted at 03:19:17

今回は、高屋敷氏特徴の大きな要素の一つ、手の握りあい、手から手へ思いを伝える、の種明かしが台詞として直球で出てきたのがすごい収穫だった。
あと、もう1つの特徴、スキンシップについても、浦沢氏狂気脚本でニューハーフが出てきたことで説明?されたのも収穫。
posted at 03:26:05

ところでこの話、アゲハちゃんの誕生日パーティーがサイコストーカーや招待されなかったキャラのせいで滅茶苦茶になる話だが、松太郎における浦沢氏脚本回の「勝手なホームパーティー」も、パーティーが滅茶苦茶になる話だったw